酒さ(赤ら顔)について
酒さはいわゆる「赤ら顔」の疾患です。主な症状としては鼻や頬、額などに赤みが出たり、ニキビのようなものがみられます。それに加えて、火照りやヒリヒリ感といった「敏感肌」の症状が出ることもあります。比較的女性に多く、30~50歳代によくみられます。
酒さ(赤ら顔)の治療
酒さには、内服薬、塗り薬、レーザー・光治療の主に3種類の治療法が存在します。医師との相談の上で適切な治療を行うことに加え、適切なスキンケアを行い、日常生活で酒さが悪化しないよう気を付けることが大切です。
医学的治療
酒さは様々な原因で悪化するため、治療を開始してもすぐに治癒するというものではありません。軽快と悪化を繰り返すこともありますので、治療は根気強く継続する必要があります。酒さの主な治療法として、抗炎症作用のある塗り薬や内服薬(テトラサイクリン系の内服抗菌薬、漢方薬など)があります。症状によって適切な治療法が異なるため、当院では患者様それぞれの症状を考慮した上でどの方法にするかを決定します。中には、レーザー治療や光治療(IPL)など保険適用外の治療が必要になるケースもあります。
日常生活での注意点
刺激を避ける
酒さは紫外線、極端な温度変化、刺激の強い化粧品や食品、ストレスなど様々な原因が悪化を招きます。日常生活を送るにあたって、できるだけそれらを避けるよう心がけましょう。
スキンケア
酒さの症状を抑えて良い状態を維持するためには、適切なスキンケアを行うことが大切です。しっかり紫外線対策をする、洗顔料や保湿剤は低刺激性のものを使うなど、肌のケアをきちんと行うようにしましょう。


